狭き門をくぐって認定される貴重な「神戸牛」
「神戸牛」とは、但馬牛の純血な血統の中で、その生育環境、肉質などにおいて、極めて厳しい基準を満たした牛に与えられる称号です。
兵庫県内で生まれた但馬牛であり、兵庫県内で肥育された未経産牛または去勢牛であること、そして兵庫県の食肉センターに出荷されたものであることといった[管理の基準]。また肉質等級が4以上である事や霜降りのBMSの値が6~12が必要になるといった[格付けの基準]をクリアしたものが神戸牛となります。これは、トップブランドの中でも極めて厳しい定義となっています。
世界に誇る、日本のブランド牛
価値ある高価な食品として海外メディアでも紹介されたため、世界でも非常に知名度が高く、要人も来日時にわざわざ指名するほどの人気となっています。
神戸牛が育つ自然環境
神戸牛が飼育される但馬地域にはもともと、美しい水や澄んだ空気など素晴らしい自然環境があります。さらに冬場の日本海から流れ込む寒さが、程よい身の締まりと適度な脂乗りを形成し、目にも美しい“サシ”の完成を助けてくれます。

美味しさの秘訣
美味しさは何と言っても肉の「甘み」と「香り」。いつまでも舌の上にその甘さと存在感のある香りが尾を引く余韻の長さが特徴です。神戸牛のサシは非常にきめ細かく、その脂肪にはうまみ成分のオレイン酸がたっぷりと含まれており、含有量は極めて高水準の値を示しています。また人肌で溶けるほど融点が低く、あっさりとして胃もたれがしにくいとも言われているのです。
この美味しさは、血統の純血性と高度な肥育技術が決め手となっています。